旅先の思い出

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ホテルのメモ紙〔6〕

    フォーシーズンズホテル・ベルリン

      2000年(平成12年)6月11日~13日  2泊3日

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 フォーシーズンズ・ホテルは30年振りに訪れたベルリンの思い出深いホテルである。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏を本拠地フィルハーモニー・ホールで聴くという年来念願の目的達成のために訪れた。

 ホテルは自分で選んで予約したが期待に背かず立派で落ち着いた雰囲気で満足した。旧東ドイツの中心地ウンター・デン・リンデンから少し南に入った場所でブランデンブルグ門もすぐ近くにあり観光には最適のホテルであった。

 前回訪れた1970年には西ベルリンから地下鉄で東ドイツ側に入り、フリードリッヒシュトラッセ駅で降りてウンターリンデン通りに至り、ブランデンブルグ門を眺めてからアレキサンダー広場まで歩いたが、周辺は廃墟の如く荒廃していた。

 30年経ちベルリンの壁は今はなく街路やビルも整備再建されて正に見違える様相に感慨無量であった。

 当日夜は胸をときめかしながら妻と二人でベルリンフィルの生演奏を満喫した。プログラムはモーツアルト特集で指揮者バレンボイムの弾き振りによるピアノ協奏曲第25番と交響曲第38番の「プラハ」がメインで世界最高のオーケストラに聞き惚れた。

 ホテルのサービスや雰囲気も最高で地の利も良く、旧東ベルリン地区は歩いて回り、遠隔地のシャルロッテンブルグ城をはじめ市内各地の観光名所はバスを利用して3日間のベルリン再訪を楽しんだ。

 メモ紙は薄灰色の化粧紙で格調高く部屋の雰囲気をそのまま伝えている。

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         フォーシーズンズホテル・ベルリンの全景

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                ホテルの玄関にて