旅先の思い出

ホテルのメモ紙〔10〕

アラベラ・シェラトンミュンヘン  

同期入社26回ヨーロッパ旅行(夫婦同伴) 

1999年(平成11年)10月4日~16日の内1泊

 次いで出て来たのはアラベラ・シェラトン・ボーゲンハウゼンのメモ紙である。

ミュンヘンの一流ホテルであるが、夕方に到着して一泊したのみでホテルライフの想いでは全くない。

 同期入社の退職後旅行会で最大の目的地ヨーロッパ周遊の途中で、ドイツのライン河を観光船で遡り、古都ハイデルベを経てのミュンヘン入りであった。

私とミュンヘンとの繋がりは現在過去とも極めて強いが、訪れたのはこの時が初めてで

古い友人の迎えを受けてのミュンヘン入りであったが、バイエルンの州都であり南ドイツの政治文化の中心地であるにもかかわらず観光は素通しという旅行プランのため、有名なホーフブロイのビールを飲みに外出しただけの一夜のミュンヘン滞在であった。

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メモ紙は一般的な大きさスタイルで住所で電話番号が現在と変わらず印刷されている。

下はネットでダウンロードした現在のホテルの全景で、白い建物がかすかに印象に残っている。団体で投宿し朝食をとっただけであるので窓からの外の景色や部屋の調度などは何も頭に浮かばない。

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 アラベラとはミュンヘンが生んだ大作曲家リヒャルト・シュトラウスの歌劇「アラベラ」の主役富豪の娘❝あらべら❞に因んだ名称で、付近一帯は緑濃いアラベラパークとなっている。

 ミュンヘン市中心部からは凡そ2キロ北東の閑静な場所に位置するホテルであったが到着時に旧友夫妻と出会ったフロントと翌朝にバスで出立した玄関の様子だけがかすかに浮かび上がって来る。