旅先の思い出

旅先の思い出

ホテルのメモ紙〔21〕キュナード

 イギリス豪華客船 クイーン・エリザベス2世号

 乗船2002年9月13日~9月19日  大西洋横断船旅宿泊

  出港イギリス・サザンプトン⇨⇨⇨⇨⇨⇨⇨入港アメリカ・ニューヨーク

ホテルのメモ紙の中に特別な一枚が混ざっていた。

市中ホテルではなく海上ホテルでイギリスが世界に誇る豪華客船クイーン・エリザベス2世号の客室メモ紙であった。

          

 クイーン・エリザベス2世号乗船は丁度20年前で時期も9月で思い出が深いが、10日前にイギリスのエリザベス女王が96歳で亡くなられ、この9月19日にウエスミンスタアー寺院で国葬が開催される時であるだけに、メモ紙が出て来たのには深い因縁の存在を痛感する。
 クイーン・エリザベス2世号乗船は長年の夢であった。当時世界は豪華客船競出の時代で日本でも飛鳥や日本丸など豪華客船ブームが到来していたが、半世紀前からの伝統のある旧船型のクイーン・エリザベス2世号に憧れを感じ乗船のチャンスを狙っていた。
 私の終生の趣味である帆船模型を含めた「見る船・乗る船・作る船」の一環で乗る船の頂点をクイーン・エリザベス2世号と定めていたところ、大西洋横断の定期航路就航のニュースに接し、家内と二人の個人旅行で利用することにして、西廻りでのアメリカア大陸訪問に利用した。この船に乗るために飛行機でロンドンに飛び列車でサザンプトンに赴いて乗船した。タイタニック号が辿った航路とほぼ同じ航路を感慨を噛めて渡ったがその時の感想・記録は随想スプーンの歌声・番外編・8章による洋上回想録に詳しく納めている。

サザンプトンからニューヨークへ