旅先の思い出

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ホテルのメモ紙〔9〕

ベルナスコーニホテル・ミラノ   2000年イタリア旅行

ミレニアムを記念して兄弟3人夫婦連れ6人のイタリア旅行を楽しんだ。

ミラノで泊まったホテルのメモ紙が出てきてベルナスコーニという名前が判明した。

ミラノ市の中央駅からあまり遠くない場所であったがはっきりとした記憶がない。駅の正面から左側に入った方向であったと思っているがホテルへの道筋、外観、ホテルライフは全く思い出せないでいる。

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メモ紙はご覧のように立派で、ミラノのシンボルの一つである「ガッレリア」が描かれている。アーケードの中心部スクエアに面した銀器店で大型特製のスプーンを購入した。頭部飾りにヴァイオリンを弾く楽師が付けられた銀製スプーンで高価であったが思い切って購入し今でも宝物の一つとして大切に保存している。ミラノスカラ座がすぐそばにあって内部の美しい装飾彫刻を鑑賞し、客席から舞台を眺め名オペラの数々を頭に浮かべた思い出を残している。ミケランジェロの荒削りのピエタを鑑賞し、ミラノ大聖堂の屋根に階段で登ってゴシック建築の林の中から市内を眺望したのもイタリア旅行の思い出の一つである。

ホテルのメモ紙が出て来たので、ベルナスコーニというホテルをインターネットで検索してみたが出てこなかった。せめて外景だけでもと思ったが該当がないのは20年の歳月の為せるところかと我が人生を振り返って感慨無量である。