2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2020年の秋

近江八景を行く(8)比良暮雪 その3 現地山麓訪問 2020年11月27日(金) 午後13時半 天気快晴 比良暮雪標識を見付けた。 大津市市街地から志賀バイパスを北上し、北比良地内に入ったところで322号線を右折れし湖岸を走る西近江路(558号線…

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近江八景を行く(8)比良暮雪 その2 浮世絵の世界 歌川広重の近江八景・二題 近江八景之内(栄久堂板)比良暮雪 天保5年(1834) 大津歴史博物館発売の絵葉書より複写(原本・大津市歴史博物館所蔵) 比良山系の山々が嶮しく描かれているところが特徴…

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近江八景を行く(8)比良暮雪 その1 跡地今昔 2020年11月27日(金)山麓訪問 天気快晴 冬季の比良山系雪景色・昔も今も変わらない。 近江八景の中で比良山の暮雪風景だけは昔も今も変わらない。麓の風景を外して比良暮雪の景観は語れないが、せめて…

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近江八景を行く(7)堅田落雁 その3 跡地訪問 2020年11月27日(金) 午後3時 天気快晴 現地地図 満月寺浮御堂の位置 堅田は琵琶湖南湖の入り口、西湖岸の一番狭まった所に位置しており、すぐ北には琵琶湖大橋がか通っている。 西近江路(558号…

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近江八景を行く(7)堅田落雁 その2 浮世絵と近代の絵 歌川広重 近江八景之内(栄久堂板)堅田落雁 天保5年(1834) 大津市歴史博物館発売の絵葉書より複写 (原本・大津市歴史博物館所蔵) 小さく突き出た浮御堂と周辺の葦原に舞い降りる雁の群れが…

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近江八景を行く(7)堅田落雁 その1 跡地今昔 2020年11月27日(金)午後3時 天気快晴 近江八景・第7景・堅田落雁の景勝地は堅田浮御堂である。 堅田落雁は琵琶湖西岸南湖出口の狭まった位置で湖面につき出す景勝浮御堂に雁が舞い降りる様子が詠…

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近江八景を行く(6)唐崎夜雨 その3 跡地訪問 2020年11月27日(金) 16時 天気快晴 近衛信伊の和歌近江八景で〝夜雨〟が詠まれた唐崎神社はJR湖西線唐崎駅の東南東凡そ700mの琵琶湖湖岸にあり、西近江路(558号線)脇外れの駐車場に車を…

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近江八景を行く(6)唐崎夜雨 その2 歌川広重の浮世絵と近代の絵姿 近江八景の唐崎夜雨を描いた絵は沢山あるが歌川広重の〝雨に煙る一本松〟(私称)は異色であるばかりか傑作であると感じている。広重の絵には雨の光景が時々あり得意とした画題であったと…

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近江八景を行く(6)唐崎夜雨 その1 跡地今昔 訪問 2020年11月27日(金) 午後4時 天気快晴 コースは逆であるが、4景目で初日最後が唐崎夜雨の唐崎神社・唐崎の松であった。 近江八景の情景歌題は瀟湘八景に忠実である。〝夜雨〟は八景の中では…

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近江八景を行く(5)三井晩鐘 その3 現地訪問 2020年11月27日 午前11時 天気快晴 大津市歴史博物館で開催されていた「明智光秀と戦国時代の大津展」と常設の近江八景展示室を見学した後、待望の近江八景探訪第1景としてすぐ裏山に隣接する三井…

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近江八景を行く(5)三井晩鐘 その2 浮世絵と近代の絵姿 歌川広重 近江八景之内(保永堂板)三井晩鐘 天保5年(1834) 大津市歴史博物館発売の絵葉書より複写(原本・大津市歴史博物館所蔵) 三井晩鐘で一番よく目にするが歌川広重の保永堂板の浮世絵…

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近江八景を行く(5) 三井晩鐘 その1 跡地今昔 2020年11月27日 午前11時 三井寺訪問 晴天 今回最初に訪れたのが三井晩鐘の三井寺(園城寺)である。 近江八景では三井晩鐘として登場するが課題には視覚的情景を伴わない特殊な景観である。元祖瀟湘…