2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2020年の秋

近江八景を行く(4)粟津晴嵐 その3 現地訪問 2020年11月28日 午前9時30分~ 曇り空 大津プリンスホテルを午前9時に出発、湖岸道路を途中で降り湖岸遊歩道に出て徒歩で南下し凡そ15分ほどで湖に面して建つ石標を見付けた。写真のようにまだ…

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近江八景を行く(4)粟津晴嵐 その2 浮世絵と近代の絵姿 下は歌川広重の浮世絵である。 歌川広重 近江八景之内(保永堂板)粟津晴嵐 天保5年(1834) 大津市歴史博物館発売の絵葉書より複写(原本・大津市歴史博物館所蔵) 景観の捉え方が素晴らしい…

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近江八景を行く(4)粟津晴嵐 その1 跡地今昔 2020年11月28日・午前10時頃 粟津晴嵐記念碑訪問 曇り空 粟津は現在の大津市膳所を中心とした琵琶湖西岸の一帯で広い地域に跨っており近衛信伊が粟津晴嵐として詠んだ場所を特定することは難しい。…

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近江八景を行く(3)石山秋月 その3 現地訪問 2020年11月28日 午前11時30分~曇り一時雨 瀬田の唐橋西詰から川沿いの422号線を下流に進むと右側にすぐ石山寺の山門が現われた。 山門前の石山寺石柱 本堂内部の紫式部源氏の間 地図上に赤太…

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近江八景を行く(3)石山秋月 その2 浮世絵と近代の絵姿 石山秋月は近江八景の中でも抜群の知名度があり、画題として秀でた存在である。それだけに多くの絵画が残されているが、近世以降ではやはり歌川広重の作品が最も親しまれている。 下は天保5年(1…

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近江八景を行く(3)石山秋月 その1 跡地今昔 2020年11月28日午前11時過ぎ 石山寺を訪問 曇り空 次の情景は石山秋月である。近江八景では一番南に位置するため最初に並べられる場合も多く、私も従来はこの順に従っていた。今回は東湖岸からのス…

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近江八景を行く(2)瀬田夕照(せきしょう)その3 跡地今昔 2020年11月28日 午前10時 瀬田唐橋を訪問した。曇り空 大津市内の湖岸道路を南下し近江大橋西詰から粟津の大津なぎさ公園前を経て国道の東海道を横切り唐橋西詰の交差点に至り、左折し…

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近江八景を行く(2)瀬田夕照(せきしょう)その2 本家「夕照」と琵琶湖の夕照 13世紀に中国の画家牧谿が描いた瀟湘八景の内で「夕照」の絵は幸いにも現存する。 現物は国宝で根津美術館に保存収蔵されており、ネット上でも観ることが出来る。2012年…

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近江八景を行く(2)瀬田夕照〈せきしょう〉その1 琵琶湖の東岸矢橋湊の帰帆に始めた近江八景の跡地巡り第2景は「瀬田夕照」である。題名は❝夕照❞であるが❝唐橋❞をイメージすることの多い景観である。 近衛信伊の和歌に詠われた〝長はし〟は現存しないが、…