2020年の秋
現地訪問 2020年11月28日 午前9時30分~ 曇り空
大津プリンスホテルを午前9時に出発、湖岸道路を途中で降り湖岸遊歩道に出て徒歩で南下し凡そ15分ほどで湖に面して建つ石標を見付けた。写真のようにまだ新しい感じで脇に説明掲示板が添えられていた。
石碑は下の地図に赤丸を付したほぼ中央の湖岸に面して建てられている。
下の地図、赤丸地点が粟津晴嵐の石標のある場所で、大津プリンスホテルから湖岸の遊歩道を歩いて10分ほどの距離である。
実際の場所と当時の松並木と晴嵐の情況が記されている。
実際の松並木は石標地点より200mほど西の旧東海道沿いにあったと記されている。
下は江戸時代後期に描かれた粟津晴嵐の絵である。上の標識板の説明がよく表現されている絵で霞に靄った琵琶湖や船の情景と共に松林が発する晴嵐の気運もよく捉えられている。近衛信伊の時代とは年月を経た経過もっ知れないが松林の雰囲気を今に伝える貴重な絵画である。
現在の大津市なぎさ公園入口石標と湖岸に植えられている若い松林。